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フィラリアの薬について [ペット]

須崎動物病院の須崎先生によるメルマガに、わたしの質問が取り上げられたことは「犬のワクチン、その後」で書きましたが、実はもうひとつ、フィラリアの薬についての質問もしており、このたびご返答がいただけましたので、それについて書いてみたいと思います。

わたしの質問はこうです。
「フィラリアの薬の投与には注射によるものもあると聞きまし た。6ヶ月にわたってフィラリアを殺滅するとのことですが、どの動物病院でも接種できるのでしょうか。今まで内服薬を投与していたのですが、接種が一度ですむ(本来は年中予防するべきなのでしょうが)のなら今年は注射にしようかと思案中です。」

須崎先生のお答えは以下のとおりでした。(意訳)

このタイプのフィラリアの薬は「マイクロスフィア」という、微小なカプセルの中に薬が入っており、一定の血中濃度を保った状態で薬が溶け出すシステムである。
フィラリア駆除薬はひと月に1日だけでも効果があればいいもので、駆虫効果が持続する必要はない。

とのこと。結論としては「それらをよく考えて飼い主が判断したらよい」ということでした。

つまり、注射で投与すると血中に常に一定濃度の薬が溶け込むことになるので、それをどう考えるかは飼い主が判断すればよい、ということだと理解しました。

ジークの体がその注射に対してどのような反応をするのか、全く未知であることも不安要素と言えます。あらかじめ、副作用が出やすい体質かどうかの検査が可能であればいいのですが、副作用は薬を投与してみないと分かりません。

前回の記事にコメントをいただいたあおさまからのアドバイスもあって、やはり昨年と同様内服薬の投与にしようと決めた次第です。

須崎先生とあおさまに感謝いたします。
ありがとうございました。


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これがジークのドッグフードだ! [ペット]

ジークを散歩させていると、よく「毛並みがいいですね」とか「きれいなわんちゃんですね」と声をかけていただきます。そんなときは「いやあ、ははは……。じゃあ、失礼しますぅ。」と曖昧に笑いながら、そそくさと逃げることにしているのです。なぜかというと、あまり風呂にも入れていないし、ブラッシングもいい加減なので本当は見た目ほどきれいじゃないからです。
ですが、本当に多くの方に「毛並みがいい」と言われるので、ひょっとして本当にきれいな毛並みをしているのかもしれない…とうぬぼれ始めているのも確かです。

なぜなんだろう。飼い主の目から見ると、薄汚れた犬に見えるのに。でも、もし本当に毛並みがいいのだとしたら、食べているものに原因があるのかもしれません。

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犬のワクチン、その後 [ペット]

犬のワクチン」で書きました通り、須崎動物病院のメルマガ発行者である須崎先生に「抗体価と抵抗力の関係」について質問しましたところ、メルマガの最新号に取り上げていただき、丁寧にご説明していただけましたので、こちらにまとめてみました。難しい話なので正しく理解できているかどうか不安ですが、とりあえず以下のように理解しているということです。

ウィルスや細菌などの病原体が体内に侵入した場合、これに対抗するため抗体が作られます。このとき、抗体を出す、出さないの指令を出しているのが「メモリーT細胞」という特殊な白血球です。

メモリー、というくらいですからなにかを記憶しているのですが、そのなにかとは、実は以前一度でも体内に入った病原体の情報全てなのです。
ですから、また同じ病原体が侵入してきたとき、古いデータを呼び起こしてそれに対抗する抗体を出すように、抗体産生細胞(抗体を作り出す細胞?)に命令します。

ワクチンというのはこの性質を利用して、予防したい病気の病原体を人為的に接種して先に学習させることを目的として作られました。ですが、病原体をそのまま接種すると病気になってしまいますので、病原性をなくした物質(不活性ワクチン)や、病原性を弱くした物質(生ワクチン)が用いられます。

抗体価と抵抗力の関係ですが、メモリーT細胞が記憶しているならば、抗体価が低くても抗体は作られますので抵抗力が全くないとは限らないとのことです。

以上ですが、もし間違った理解をしているようでしたら、ご指摘願えれば幸いです。

とりあえずはご報告まで。
笑っているね、ジーク。


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ペットを飼う [ペット]

ペットブームだそうです。しかし、すぐに醒めてしまうのがブームなら、ペットブームなどない方がいいのです。ペットは当然生き物ですから、醒めたからポイッというわけにはいきません。最近は飼っていたペットが邪魔になったので山に捨てる…というようなことは減ったようですが(爬虫類等はそうする人もまだまだいそうです)、そのかわり飼えなくなったペットを保健所に連れて行き「処理」してもらうという人がいるそうなのです。しかもその場に子供を連れて行く人がいると、どこかで読みました。

わたしはなにも安易に「命を大切に」と言うつもりはありません。犬猫も所詮畜生、生かすも殺すも人間次第、とおっしゃるのならその通りでしょう。現に食肉はそうやって殺された牛や豚の成れの果てですから。わたしには牛や豚と犬猫の間に生命体として大きな差があるとは思えません。

ですが、最初は「かわいいから」と飼い始めたのに、そのペットが手に負えなくなるや「もういらない」とばかりに捨てて(殺して)しまうというのはまさに責任の放棄です。
子供の頃、かわいいから子犬を飼って、子猫を飼ってとおねだりして、自分で面倒見るならと条件付きで飼うことを許してもらったのに、結局親が面倒をみることになったという経験をされた方も多いと思います。そのときの精神年齢のまま大人になって、大人になってもなお同じことを続けている人が多いのではないでしょうか。

これは、生活苦でしかたなく子供を間引いていた時代ならともかく、今の時代に「邪魔になったから」と自分の子供を殺してしまう親が増えたこととも関係があるように思います。

べつに子供をかわいいと思えとか、ペットをかわいいと思えと言っているのではありません。大人として最低限の責任ある行動をとれと言いたいのです。初めはかわいいと思っていたのに思えなくなった、ということももちろんあり得るでしょう。それについて非難をするつもりはありません。問題はその先どうすることが責任ある行動なのか、考えてほしいということです。

わたしは犬を飼っています。もともと動物好きだったこともありますが、自身も犬を飼っている妹に勧められて飼うことを決めました。生活は豊かな方ではありませんが、犬に必要な最低限の出費はやりくりしています。
ワクチン、フィラリア予防、質の良い餌……等はもちろん、もしジークがよく吠える、噛むといった性質を持っていたら矯正するためにあらゆることをしたでしょう。幸いひどい吠え癖も噛み癖もなかったので助かっていますが。
自分で言うのもなんですが、犬のしつけについては上手く出来ている方だと思います。散歩中にリードを引っ張る癖だけはまだなんともし難いのですが。とくに犬同士の付き合い方については気をつけたつもりで、他の犬とトラブルになることはほとんどありません。(子犬のとき、シベリアンハスキーの子犬に噛まれたことがありましたが、その後同犬種を怖がることもありません)

先日亭主と一緒にジークを連れてスーパーに買い物に行ったときのことです。亭主だけがスーパーに入り、わたしはジークを連れて店の外で待っていました。店の外には、同じように飼い主に連れて来られたとおぼしき小型犬がつながれていました。ジークは挨拶をしたがってその犬に近づいていくのでわたしは警戒しながらリードを短く持って、その犬が飛びついてきてもすぐに引き離せるくらいの距離まで近づけてやりました。お互いに順位をはかりつつ(ジークはその犬より自分の順位を下だと認識したようです)挨拶は無事終了しました。
そこへ血相を変えた飼い主が現れて強い口調でこう言ったのです。
「この犬噛むから(あなたの犬を)近づけないで!」
さらに自分はまだ店内で買い物中だから、散歩の途中ならさっさとどこかへ行って、ということを怒ったような口調でまくしたてるのです。そして再び店の中に消えていきました。

わたしも不用意だったかもしれません。反省すべき点はあると思います。でも一言だけ言わせてください。

噛むかもしれない犬を店の外に放置しないでください!!!

それだけです。


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犬のワクチン [ペット]

最近購読するようになったメルマガで犬のワクチンについて触れていました。

須崎動物病院のメルマガ「愛犬のための手作り健康食」

その中で、ホリスティックケア専門店の先生にワクチンは3年ごとでいい、アメリカではそれが当たり前で抗体検査で足りないと分かったものだけ追加接種すればいい、と言われたという話が紹介されていました。

ホリスティックとは人体を単なる入れ物として見るのではなく、精神・魂・気といった目には見えないものまでひっくるめてとらえる考え方のことです。ホリスティック医学では、病いに冒されたときに体を切ったりはつったりして治療するのではなく、人間を形成する心や霊的なものまで動員して自らの持つ自然治癒力に頼るべきと考えています。
間違っていたら訂正をお願いします。

おそらくその先生は「ワクチンによる予防<自然治癒力」との考えから、できるだけワクチン接種は回数を減らすべきとお考えなのでしょう。

さてメルマガ発行者の須崎先生はどうお考えなのでしょうか。

・ワクチンによる抗体価は時間とともに低下する。
・一度病原体に感染して発症したら効果は長続きするが、それがワクチンだとそれほど長続きしない
・一旦免疫力がついた後、徐々に効果は下がるが、自然界の病原体に出会うとまた交替価が上がる(ブースター効果)
・毎年ワクチン接種前に抗体検査をして、抵抗力がついているかどうかを判断するのは大切
・ワクチン接種によって免疫力がどのくらい付くのかは個体差がある

というお話の後であくまで一つの提案として
「食事と運動で体力をつけておいて、ワクチンの季節になったら、抗体検査をして、どうするかを判断する」
ことを勧めていらっしゃいます。

また、「3年ごと」の根拠については明確でないとして、「現時点で『3年で大丈夫ですよ!』」とは言いきれないとのことです。当然アメリカではそうだから=日本でもそうすべき、ではありません。

それに感染発症して治癒すればいいのですが、そのまま命を落としてしまっては後でいくら後悔しても遅すぎます。

それから
「あっ、ちなみに、抗体価がそのまま抵抗力を示しているということにはならないということは、理解してもらってますでしょうか?」
と書かれてありましたが、素人のわたしは理解していません。
「もし、説明が必要でしたら、おっしゃってください。」
とのことですので、質問してみようと思っています。

須崎動物病院のホームページではワクチン、ノミ・ダニ予防薬、フィラリア駆虫薬へのご意見・ご質問を募集しています。興味のある方はご利用されてはいかがでしょうか。↓

須崎動物病院 ワクチン、ノミ・ダニ予防薬、フィラリア駆虫薬へのご意見・ご質問フォーム

って、わたしは須崎先生とは縁もゆかりもありませんし、宣伝してなにかいいことがあるわけでもありません。ただ、メルマガでわたしが興味を持っていることを扱っていたのでご紹介したまでです。

須崎先生は犬や猫に手作りごはんを与えることを推奨されていて、それに関する本も書いておられます。が、わたしは読んだことがありません。また、オリジナルドライフードも販売されているようなのですが、購入したこともありません。
ですが、我が家の愚犬・ジークフリートは幼犬の頃から手作りごはんを食べて育っており、今のところ病気知らずの健康犬です。そしてそれ以前にこの子は母乳をしっかり飲んでいたことがはっきりと分かっていて、どちらかというと母乳の効果の方が大きいのではと思います。

今ではドライフードと手作りごはんを半々で与えていますが、ほうれん草や納豆など臭いのきつい食べ物も含めて好き嫌いはありません。幼い頃から食べ慣れているからだと思います。ちなみにドライフードは大手メーカーの製品ではありません。これはいずれご紹介したいと思います。

最後にこれ↓がジークフリートです。一年ほど前の写真ですが……。


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フィラリアの季節 [ペット]


二週間前、写真のような葉書が届きました。
いつもお世話になっている動物病院からの案内の葉書です。
内容はフィラリア予防を始める季節が近づいてきました、4〜5月頃来てくださいというものです。
葉書の裏には画像のような愛らしい子犬の写真のそばに、

「安心して
おやすみ。
あした
動物病院へ
連れて
行くからね。」

というキャッチがつけられていました。
私の家の犬(ジークフリート:ミニチュアダックスフント)は病院が大好きなので、それこそキャッチのようなことを言われれば、しっぽを振って喜ぶでしょうが、病院嫌いの子には恐怖の一言のように思いますが…。

フィラリアは恐ろしい寄生虫です。蚊を媒介して犬の血液中に幼虫を運び、成虫すると心臓や肺動脈に寄生してその他の臓器にも異常をきたすものです。
症状としてはゼーゼーと咳をする、運動を嫌がる、痩せる、貧血気味になる、腹囲が大きくなる(腹水)、失神することがある等で、慢性経過をたどることが多いそうです。
しかし、長時間経つと臓器が機能不全を起こしたり、フィラリアの移動によって循環不全を起こしたりすると命を落とすこともあります。

そこでフィラリアを予防するわけですが、薬の副作用等のことを考えてできるだけ投薬期間を短くして、尚かつ効率よくフィラリアを殺滅する必要があります。
フィラリアのお薬は一ヶ月に一回投薬します。これは薬の利き目が一ヶ月続くのではなく、フィラリアが血管内から心臓に達するまでの間に投薬すれば薬の作用で死滅させることができることを意味します。その間約二ヶ月ということです。
そして投薬期間ですが、蚊を媒介するので蚊の活動期間に合わせて設定されます。だいたい最も早い時期で5月上旬、最も遅い時期で11月上旬に感染した犬がいることが分かっているそうで、ジークがお世話になっている病院もゴールデンウィーク前くらいから11月上旬までを投薬期間として勧めています。

最近では注射薬による投薬もできるようになりました。こちらは一回の投薬で6ヶ月間に渡ってフィラリアを予防することができるそうです。副作用の心配もありますが、おおむね犬の身体にも安全性が高いそうで、妊娠中の犬でも投与することができるようです。

内用薬は体重によって投与量が変わります。その一つの境目が6kg。それ以上になると薬代が高くなるのです。
ジークの体重は6kg弱。
ボーダーラインです。
ですから毎回計量して投与しなければならず、一ヶ月に一回病院に通うことにしています。
通院の日が近づくと食事の量を減らし、水を飲めば褒めちぎり、「あしたのジーク」になるわけです。

実は亭主の実家で飼っていた犬がフィラリアで死んだのです。その頃はフィラリアに対する知識が無く、あとになってフィラリアのことを知ってきちんと予防していればこんな苦しい思いをさせずに済んだのに、と一同はたいへん悔やんだそうです。
あまり神経質になるのもどうかと思いますが、ちょっと気をつけてあげるだけで健康でいられるのなら、面倒がらずに策を講じてあげたいものです。


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