SSブログ

犬のワクチン、その後 [ペット]

犬のワクチン」で書きました通り、須崎動物病院のメルマガ発行者である須崎先生に「抗体価と抵抗力の関係」について質問しましたところ、メルマガの最新号に取り上げていただき、丁寧にご説明していただけましたので、こちらにまとめてみました。難しい話なので正しく理解できているかどうか不安ですが、とりあえず以下のように理解しているということです。

ウィルスや細菌などの病原体が体内に侵入した場合、これに対抗するため抗体が作られます。このとき、抗体を出す、出さないの指令を出しているのが「メモリーT細胞」という特殊な白血球です。

メモリー、というくらいですからなにかを記憶しているのですが、そのなにかとは、実は以前一度でも体内に入った病原体の情報全てなのです。
ですから、また同じ病原体が侵入してきたとき、古いデータを呼び起こしてそれに対抗する抗体を出すように、抗体産生細胞(抗体を作り出す細胞?)に命令します。

ワクチンというのはこの性質を利用して、予防したい病気の病原体を人為的に接種して先に学習させることを目的として作られました。ですが、病原体をそのまま接種すると病気になってしまいますので、病原性をなくした物質(不活性ワクチン)や、病原性を弱くした物質(生ワクチン)が用いられます。

抗体価と抵抗力の関係ですが、メモリーT細胞が記憶しているならば、抗体価が低くても抗体は作られますので抵抗力が全くないとは限らないとのことです。

以上ですが、もし間違った理解をしているようでしたら、ご指摘願えれば幸いです。

とりあえずはご報告まで。
笑っているね、ジーク。


nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 2

コメント 6

shion

えっとかわいいですねぇ!nice!ボタン押させてもらいましたwわたしのブログは今日始めたばかりなんですが犬のサイトなんでぜひよっていってください。
by shion (2005-04-06 19:33) 

鳴尾浜小町

つうさま、コメントをありがとうございます。
ブログを見せていただきました。画像が見えないようですので、
後日改めて訪問させていただきます。
シオンちゃんもかわいいですね。
by 鳴尾浜小町 (2005-04-07 00:17) 

shion

nice!ありがとうございます!これからも更新していくのでよろしくお願いします^^
by shion (2005-04-07 22:00) 

あお

初めまして。須崎先生のメルマガから飛んで参りました!
突然書き込む失礼をお許し下さい。

私は元トリマーで(歴8年)自身もシュナウザーを2匹飼っております。
仕事柄犬に関しては普通よりは詳しいつもりでしたが、須崎先生のメルマガにも相当参考になってます。
私がお会いした事のあるお客様は「ドッグフードが当たり前」の方がまだまだ沢山おられますが、手作り派は増えつつあるのも事実ですね。須崎先生のような方がいらっしゃるのはとても心強いですね。
抗体価と抵抗力に関してのご理解も間違いないと思いますよ。
犬に関しての「絶対」や「必ず」という言葉はないに等しいですからね!
ところでわざわざ書き込みさせて頂いたのは、鳴尾浜小町様が注射の接種を考慮してらっしゃると言うのを見たからなのですが・・・。
私は以前ある動物病院で注射は1回で済むが、内服より割高で注射針が太く、疼痛がかなりある・・・と聞いた事があります。
1回で済むというのがお手軽な感じで魅力的ですが、痛みがあるというのはやはり可哀想な気もするし、針が太いという事は下手な先生・もしくは慣れていない先生には失敗されるんじゃないかという恐れがあるなぁ・・・。
獣医さんは成功するまで何度もやってくれるだろうけど、犬にとってはいい迷惑・・・。病院嫌いな子になってしまっても困りますよね。
私は動物病院にも勤めていた事があるのですが、実際注射や治療が下手ではなくても「保定」(動かないように押さえる事)が下手で失敗しているのを見たこともあるので心配なのです。
手軽さだけで選んでしまわないように・・・。
とはいえ、次回の須崎先生の回答も楽しみですね。
余計だったかもしれませんが、
by あお (2005-04-10 10:16) 

あお

途中で送信してしまいました!

余計だったかもしれませんが、メルマガを読んで初めて会話を交わしたい気分になりました。

ジークちゃん可愛いですね!

それでは。
by あお (2005-04-10 10:20) 

鳴尾浜小町

あおさま、コメントをありがとうございました。
注射に関する詳しい情報をいただけたので、参考にさせていただきたいと思います。
わたしはフィラリアの予防接種を、ワクチンや狂犬病予防の注射と同じように考えていました。それらの注射くらいなら、簡単だしジークもあまり怖くなさそうなのでフィラリアも同じかと思っていたのです。
ですが、お話を読ませていただいて、それほど簡単ではないことがわかりました。
犬に痛みを与えてしまうことに関しては、結構平気で(といっても虐待じゃないですよ)散歩中に足を踏んでも知らん顔したり、足下にからみついてきたときに顔面を蹴飛ばしてしまっても、知らん顔しているのですが、注射の下手な先生の「犠牲」になるというのは不本意です。いつもお世話になっている動物病院の先生に「注射はお上手ですか」と聞くわけにもいきませんし(笑)。
あおさまは犬にお詳しいようですので、いろいろとお聞きしたいこともあるのですが、今後ブログの中で犬に関して疑問に思ったことなどを、記事にしていこうと思っております。もし気が向かれたらコメントをくださいね。
犬を飼う以上、できるだけ正しい知識を持っておく必要があると思いますが、けっこう知らずに犬を飼っているケースも多いと思います。わたしも初めて犬を飼うことになったのですが、飼い始めてから右往左往しています。

今後ともよろしくお願いいたします。
by 鳴尾浜小町 (2005-04-10 12:12) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ペットを飼うモニターの向こう側 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。